ヒーローズのご紹介
施設概要
施設名称 | ヒーローズ |
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所在地 | 〒602-8442 京都府京都市上京区大宮通今出川下ル薬師町234番地 |
交通案内 | 市バス「今出川大宮」下車徒歩すぐ 地下鉄烏丸線「今出川」徒歩12分 |
電話 | 075-415-4646 |
FAX | 075-415-4647 |
建物構造 | 木造瓦葺き2階建 |
延床面積 | 320.44m2 |
当該事業の占有面積 | 160m2 |
平成26年にスタートした特定非営利活動法人HEROESは、社会福祉法人菊鉾会とタッグを組み、令和4年4月に「社会福祉法人菊鉾会ヒーローズ」として生まれ変わりました。ヒーローズは多機能型の福祉施設として、生活介護事業と就労継続支援B型事業を行っています。
生活介護事業は定員10名。創作的活動・体育的活動等々、さまざまな日々の活動をご用意し、社会性や身体機能の向上を主眼に支援しています。就労継続支援B型事業の定員は10名。西陣麦酒をメインとした作業を行っています。働くことを通じて社会参加の機会を創出し、自立への支援をしています。
なお、令和4年4月には、ヒーローズがこれまで活動していた西陣産業会館から、京町家をリノベーションした建物へ移転しました。移転先は歴史的風致形成建造物に個別指定される築140年超の建物であり、母屋と土蔵2棟、そして庭園を擁する京都らしさのある京町家です。令和4年夏ごろには、同敷地内にクラフトビール「西陣麦酒」の工場移転も計画しています。地域に根ざした「福祉と文化の発信拠点」として、西陣の観光スポットとして、地域の方はもちろん観光客の方にも気軽にお越しいただき、福祉を身近に感じられる施設にしたいと考えています。
ヒーローズの生活介護事業について
ヒーローズでは、利用者さんそれぞれに個別のプログラムを提供。障害特性やニーズに合った支援を行います。特に力を入れる自閉症支援では、PECS®(※)などによるコミュニーケーション支援や構造化による支援を行っています。また、西陣麦酒の製造作業やラベル貼りやタグ作りなどの作業、納品も行っています。
※ PECS®(Picture Exchange Communication System) 絵カード交換式コミュニケーションシステム
ヒーローズフォトギャラリー
週間スケジュール
※表は左右にスクロールして確認することができます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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8:30~10:00 | 送迎 | ||||
10:20~10:30 | 朝の予定確認 | ||||
10:30~11:00 | 個別 プログラム |
園芸療法 農作業 |
個別 プログラム |
西陣麦酒 納品 |
個別 プログラム |
11:00~11:30 | 昼食準備 | ||||
11:30~13:30 | 昼食・歯磨き・休憩 | ||||
13:30~14:30 (13:00) |
個別 プログラム |
個別 プログラム |
個別 プログラム |
個別 プログラム |
個別 プログラム |
15:05~15:10 | 翌日の予定確認 | ||||
15:15~16:50 | 送迎 |
プログラムについて
【個別プログラムの主な内容】
- 作業プログラム(西陣麦酒ラベル貼り、タグ作り)
- 身辺自立プログラム(家事活動(洗濯、アイロン、清掃、配膳、洗い物))
- 余暇支援プログラム(エクササイズ、リラクゼーション、ウォーキング等)
利用者の方々のニーズ等に合わせ、個別にメニューを考えて取り組んでおります。
園芸療法について
園芸療法士の指導のもと園芸療法を行っています。草花や野菜を育て・収穫・利用するプロセスを楽しみながら行うことが、身体・精神・知能へのよい刺激となり、社会的健康の回復へとつながります。ストレスの軽減や意欲回復のほか、認知機能や日常生活に必要な能力、社会性、生活の質などのさまざまな面で、維持・向上などの効果が期待でき、多くのメリットがあります。
西陣麦酒の納品
週に1回、「ドラッグひかり」さんはじめ、一部の得意先様に納品を行っています。
その他(不定期に実施)
- ドライブ
- 各種レクリエーション
送迎について
ヒーローズでは、送迎車を2台配備しています。ご自宅(ご自宅付近)と事業所間の送迎サービスを行います。
【送迎範囲】
上京区、中京区
ヒーローズの就労継続支援B型事業について〜クラフトビール「西陣麦酒」~
ヒーローズでは、就労継続支援B型事業として、クラフトビール「西陣麦酒」の醸造・販売をメイン事業として行っています。地域との連携、農業と福祉を結びつける「農福連携」にも力を入れ、魅力的な商品作りを進め、多数のメディアにも取り上げられ、注目を集めています。
「人生にWell BEERING(至福の一杯)を」~西陣麦酒の精神
西陣織で名高い京都西陣を本拠地としてスタートしたクラフトビール工房「西陣麦酒」。多彩な色糸とさまざまな技法で織り上げられた西陣織のように、一つのイメージにとらわれることなく、それぞれの個性が活きるクラフトビールを製造・販売しています。
西陣麦酒を貫く精神に「Well BEERING」があります。「Well Beer(至福の一杯)」と「Well Being(心身も社会的にもすべて満たされた良好な状態)」をかけ合わせ、私たちが作った言葉です。定番ビールから個性際立つビールまで、多様性を大切に、それぞれの楽しみ方でそれぞれの幸せを紡いでまいります。
西陣麦酒 京町家工場計画について
ヒーローズの西陣麦酒工場は、2022年夏頃を目標に、これまで工場を運営していた西陣産業会館から西陣の京町家内への移転を計画しています。移転後は、ビール工場の見学ツアー実施や、できたて生ビールを楽しんでいただける飲食スペース設置も企画しています。オープンまで楽しみにお待ちください。
ヒーローズと菊鉾会がタッグを組むまでのお話
NPO法人HEROES代表の松尾氏は、西陣麦酒の反響の大きさとともに、「福祉の可能性」について周囲から寄せられる大きな期待に応えたいという想いを持ち続けていました。西陣麦酒のポテンシャルを最大限に発揮し、次なるステージを目指すためには、協働するパートナーが必要――。
そんな既存の福祉の枠にとらわれないHEROESの独創的な姿勢に共鳴したのが、社会福祉法人菊鉾会理事の野村でした。菊鉾会は京都の福祉事業で長年実績がありながら、福祉のイメージを明るく変えていきたいという想いを強くしており、新進気鋭のHEROESにも同様の想いがありました。それぞれが培ってきた「障害のある方の社会進出」についての想いが合致したとき、菊鉾会とHEROESが手を携えることになったのです。
菊鉾会とHEROESが生み出す相乗効果によって、一人ひとりの利用者の方の幸せはもちろん、福祉業界に変革をもたらすことを確信して、一つのモデルを提示しようとしています。「京都から福祉を変える」、この想いを胸に、菊鉾会とHEROESは障害者福祉施設の新しい価値を生み出すべく「社会福祉法人菊鉾会ヒーローズ」として歩み始めます。